妊娠・子育て

赤ちゃんが下痢になったときの食事はどうすればいい?

スポンサーリンク

スポンサーリンク

 
赤ちゃんのうんちは大人と比べるとゆるめな為、下痢かどうか迷うこともあると思います。どのようなケースが考えられるのでしょうか。

 

目次

赤ちゃんの下痢

離乳食が始まるまでの赤ちゃんは母乳やミルクしか飲んでいないため、基本的にはうんちはゆるめです。

特に母乳の赤ちゃんは便がゆるい傾向にあり、粘り気のある緑色のうんちをしたり、水っぽくて黄色いうんちを1日に何回もすることがあります。

しかし、母乳やミルクをしっかりと飲めて機嫌もよく、体重が順調に増えていれば、さほど心配はありません。

下痢の時はこのようなことに注意しながら過ごしましょう。

・お腹を冷やさないようにし、ゆっくりと寝かせる
・オムツ交換の後には手をよく洗う
・うんちをした後は、毎回シャワーでおしりを洗ってあげる
・胃腸が弱っているので、1回に飲むミルクの量を減らしてみる

冷えると下痢が治りにくく、お腹周りを温め、よく休むことが大切です。

また、原因がウイルスだった場合には感染する恐れがあるので、手洗いを心がけたり、ウンチの回数が増えるとおしりがかぶれやすくなるのでシャワーで洗ってあげるようにしましょう。

発熱や嘔吐がなくても下痢が続く場合には、次の日にはかかりつけの病院を受診しましょう。

 


 

乳児の場合

乳児期の食事は、主に母乳やミルクです。

食欲がある場合には、いつも通りに与えて問題ありませんがあまり食欲がない時は1回の量は少しずつにし、回数を増やして与えます。

生後5~6か月頃になり離乳食を始めている赤ちゃんで、こちらも食欲がある場合には、いつもと同じメニューを与えても大丈夫です。

しかし、量はいつもより少なめにして様子を見ましょう。

食欲が無かったり嘔吐している場合には、離乳食は一旦お休みして、水分補給を行いましょう。

離乳食のメニューとしては

・おかゆ
・うどん
・野菜スープ
・豆腐

といったものにし、乳製品は控えましょう

消化が良く薄味で口当たりがいいものを与えてあげるといいですね。

 

スポンサーリンク

 

幼児の場合

幼児期の食事は、離乳食から幼児食へ移行し、基本的にはミルクではなく食事から栄養をとっています。

色々なものを食べられるようになっていると思いますが、下痢の時には控えた方がいい食べ物があります。

・乳製品(ヨーグルト、チーズ、牛乳など)
・糖分の多いもの(プリン、ゼリー、ジュース、果物の缶詰など)
・繊維質のもの(ごぼう、れんこん、きのこ類、海藻類)
・脂肪分(バター、マーガリン、脂肪の多い魚や肉)
・柑橘類(みかん、オレンジ、グレープフルーツ)
・冷たいもの(アイスクリーム、冷たい麺、冷製スープ)

このようなものは控えて、炭水化物と良質なタンパク質を摂取するようにしましょう。

・おかゆ
・みそ汁・スープ
・豆腐
・いも類
・バナナ
・卵
・白身の魚
・鶏ささみ

などがお腹にやさしく消化にも良いです。

体力が回復するためにはタンパク質が必要ですから、おかゆやうどんばかりではなく、徐々に豆腐やささみ、白身の魚などを増やしていくといいでしょう。また、水分不足にならないよう、白湯、番茶を少しずつ、複数回飲ませてあげましょう。

ジュースは糖分が多く味が濃いので、どうしても飲みたいという場合には薄めて少量飲ませるようにしましょう。

 


 

心配な場合は迷わず病院へ

判断に困った場合には、下記のような点に注意して病院へ行く等の対処をしてみましょう。

・発熱している
・食欲がなく、ぐったりしている
・吐いてしまう
・水分がとれない
・眠れない
・うんちの色がいつもと違う(白っぽい、赤や赤黒いなど)
・呼吸が荒い
・唇や口の中が乾いている、泣いても涙が出ない
・おしっこの回数が少ない
・蕁麻疹が出ている
・特定の食べ物を食べると下痢をする

病院でお医者さんに様子を伝えるため、

・下痢の回数、量、色(いつから、1日何回くらい、白っぽい・黒っぽいなど)
・水分はとれているか、
・どんなものを食べたか
・家族で他に下痢をしている人がいるか

などを把握しておきましょう。

可能であれば、赤ちゃんの場合、オムツの便をとっておいて先生に見てもらうと状況が伝わりやすいです。

また、休日の前などは念のため、受診しておくと安心ですね。

 


 

最後に

大切なお子さんの体調不良は不安に感じることと思いますが下痢であっても基本的に機嫌が良く食欲もあればあまり心配する必要はありません。

消化が良く、お腹を冷やさない食べ物を摂取しましょう。下痢の時には水分が失われやすいので、常温~温かいもので水分補給をします。

食欲がなければ無理に食べる必要はないですが、食欲がある場合、好きなものばかり食べないように心がけましょう。

また、特定の食べ物を食べると下痢をする場合には、アレルギーが考えられます、病院を受診し、必要であれば検査をしてもらいますが、気付いた時点で一旦その食べ物を食べることは控えましょう

子供の下痢の原因は様々ですので、ウイルスによるものだった場合に備えて便や嘔吐物を処理する際には、感染を拡大させないような対策も大切です。

重症でなければ、自然に回復していきますので、脱水には注意しながらあまり不安にならずに食べられるものを食べていくといいのではないでしょうか。


スポンサーリンク


スポンサーリンク

×