赤ちゃんの名前は、両親からの生まれて初めてのプレゼント、なんて言われますね。
親や周りの人の色々な想いを込めて一生懸命お考えのことと思います。
ですが、考え過ぎて迷ってしまう、良い名前が思い浮かばない、意見がまとまらない、など、なかなか決まらないこともあるでしょう。
そんな時、どうすればいいの?という対処法をまとめました。
目次
いつ頃までに決める?
赤ちゃんが生まれると「出生届」を役所に提出します。
基本的には出産した病院で病院側の必要事項を記入した出生届を用意してくれますので、ご両親が赤ちゃんの名前等の項目を記入し提出します。
その出生届を提出する期限は赤ちゃんが生まれてから14日以内と定められています。
出生届の提出期限までに、名前を決定しなくてはならない、ということになります。
産後、退院するまでは大体5日程度ですので、自宅に戻ってから1週間のうちには、決定しなくてはなりません。
キラキラネームは?
個性的な名前や、他の子と被らない名前を望むあまり、いわゆる「キラキラネーム」と言われる名前になってしまうケースがあります。
漢字に対してどのような読み方をしてもその名前は受理されますので、時には驚くような名前になる場合もあります。
但し、100%受理されるわけではなく、不適切であると判断されると受理されないこともあります。
読みにくい、もしくは読めない、書きにくい、呼びにくいなど、日常生活に支障があるようだと、その名前を付けられた子が苦労します。
名付けた親御さんにとっては思い入れがある為もしかしたら違和感がないかもしれませんので、名前を考えた時点で、周囲の人の反応を見てみるのも大切かと思います。
最近では、ネットでキラキラネームに対する世間の反応が載っていたりもしますので、キラキラネームが減少傾向にあるという話題も出ています。
流行の名前にした方がいい?
今の40代以上には女の子だったら「子」がつく名前が多く、その後はあまり見られなくなりました。しかし、最近ではまた「子」の付く名前も注目されてきているようです。
名づけランキングに入っている名前には、「結」や「愛」といったやさしさを感じる漢字が人気です。
男の子は、「陽」や「大」や「翔」といった、スケールの大きさを感じる漢字が人気です。
ランキングに入っている漢字や読みは、それだけ多くの人が「良い名前だ」と感じているとも言えます。
流行しているから安心、逆にありきたりなのではないか、など色々な感じ方があると思いますが、その名前にどんな思いを込めているのか、ということが大切なのではないでしょうか。
一般的な名前の付け方
名付けに使用できる文字には決まりがあります。
・常用漢字
・人名用漢字
・ひらがな
・カタカナ
・繰り返し記号(々、ゞ)
・長音符号(ー)
使用できる文字だからといっても、ふさわしくない文字もありますので、よく考えて使用してください。
また、使用できない文字で出生届を提出しても受理されませんので注意が必要です。
最近では、妊娠5~6か月頃には性別が判明するので、生まれるまで性別は聞かない、という方以外は、男の子か女の子か分かった時点で名前を絞っていくことができます。
名付けの本や、インターネットでも使用できる漢字を調べることができるので、そういったものを利用しながら考えましょう。
まず名前の候補を挙げていく時にこのような方法から考えていくと良いでしょう。
音の響きから考える
やさしい印象や、元気な印象、力強い印象など、音の響きから読みを考え、その後、漢字をあてていくという方法です。
著名人から考える
尊敬する有名人や好きな芸能人など、この人のようになって欲しい、という人物から名前を付けたり一文字もらう、などの方法です。
使いたい漢字から考える
良い意味を持つ漢字や、思い出のある漢字など、使いたい漢字から名前を考える方法です。
いくつか候補が上がったら、次のようなことをチェックしてみましょう。
・文字数や画数が適度であるか
・苗字と名前の区切りがわかりにくくないか
・濁音が多すぎないか
・発音がしにくくないか
・別の意味の単語になってしまわないか
名前単体だけではなく苗字とのバランスも大切ですので日常生活で不便にならないかをしっかりと確認しましょう。
自分で決められないときは?
親の名前の漢字や読みを入れる
漢字や読みのどちらかが決まれば、選択肢が絞れてきますので、きっかけとして親の名前の一部を候補に入れてみるのが有効です。
子供の顔を見てから決める
いくつかの候補を挙げたものの、最終的に決まらない、という場合などは「顔を見てから決めよう」という方々も多く見られます。
この名前にしようと決めていたのにも関わらず、生まれた子供の顔を見て、違う名前にした、というご家族もいます。
顔を見ると意外としっくりくる名前が決まるかもしれません。
家族以外に名付けてもらう
よく耳にするのが、お寺や神社で名付けてもらう方法です。各地に名付けで有名な寺社もありますので、そちらに依頼するという選択肢もあります。
他にも、お世話になった恩人にお願いする場合や、最近では苗字に合った名前のリストを作成してくれる有料サービスなど色々な方法がありますので、それを利用することも一つの方法です。
最後に
生まれてくる大切な我が子に、素敵な名前を付けてあげたいと親ならば誰でも思うことでしょう。
思いが強すぎるあまりに、お子さん自身が不便を感じてしまうような名前にならないよう、冷静に考えることが大切です。
小さくてかわいらしい赤ちゃんもいずれ大人になります。その時に、「素敵な名前をつけてくれてありがとう」と思ってもらえるような名付けができるといいですね。