2019年に12月25日に衆院議員の秋元司容疑者が、カジノを含む統合型リゾート事業をめぐり、収賄容疑で逮捕されましたね。
一向に沈静化する気配のないこのIR汚職ですが、
2020年1月6日、中国企業側が現金を配ったと供述した国会議員5人のうちの1人、日本維新の会の下地幹郎(しもじみきお)衆院議員が金銭の授与を認めました。
下地幹郎衆議院議員は中国企業500ドットコムから100万円の現金を受け取り、政治資金収支報告書にも無記載でした。
そこで今回は下地幹郎衆院議員のプロフィール、今後議員辞職や逮捕されるのか?などについて調査しました。
その過程でIR問題の他にも、過去スキャンダルや安室奈美恵さんの炎上問題、下地幹郎衆院議員の兄も特定できましたのでご紹介します。
目次
下地幹郎議員は逮捕されるのか?
IR汚職事件 維新・下地幹郎議員、現金受領を認める – 琉球新報 – 沖縄の新聞、地域のニュース https://t.co/hdlQwDmEP6
— Kanayama Kohei (@koheikana) January 6, 2020
那覇市の事務所で記者会見して明らかにした。
下地氏は「2017年の衆院選時に、選挙事務所で職員が100万円の現金を受け取った。領収書を渡そうとしたが固辞され作成しなかった。誠に申し訳なかった」と述べた。
議員辞職を考えているか問われると、「議員辞職は私一人で決められることではない。明日7日に後援会に説明会を開いて、状況を説明して後援会の判断に従いながら決めたい」と話した。
日本維新の会の松井一郎代表は5日、疑惑が事実なら議員辞職すべきだとの認識を示している。
関係者によると、贈賄容疑で逮捕された中国企業「500ドットコム」顧問で元沖縄県浦添市議の仲里勝憲容疑者(47)が東京地検特捜部の調べに、衆院が解散した2017年9月28日に秋元議員に300万円を渡し、同じころ5人に「それぞれ100万円前後を渡した」と話しているという。
引用:朝日新聞デジタル
かねてから実名で報道されていた、現金受領を疑われていた5人の議員のうちの1人、下地幹郎議員が100万円を授与したことを認めました。
先日、秋元司議員が逮捕されてますし、下地議員も逮捕されるかどうか気になりますね。
報道などはないですが、現状では逮捕される可能性は低いと思われます。
秋元司議員の逮捕についても、現職議員の逮捕が10年ぶりということから、国会議員の逮捕には捜査当局は慎重になります。
調べたところ、今回捜査を行っているのは東京地検特捜部で、捜査指揮をとっているのが森本宏特捜部長です。
森本宏特捜部長は司法取引をうまく活用する人物として有名で、今回早い段階で下地議員が認めているということで、司法取引が行われた可能性を示唆する声が上がっています。
もし、この司法取引が行われていたとしたら下地議員の逮捕はないでしょう。
下地幹郎議員プロフィール
・名前:下地 幹郎(しもじ みきお)
・年齢:58歳 (2020年1月時点)
・生年月日:1961年8月14日
・出身:沖縄県平良市(現宮古島市)
・出身高校:沖縄県立宮古高等学校
・出身大学:中央学院大学商学部商学科
・所属:日本維新の会
下地幹郎議員は、高校卒業までは地元沖縄で過ごして、その後上京して中央学院大学商学部商学科へと進学しました。
大学卒業後は、下地議員の父親が創業した株式会社宮古交通へ入社、沖縄県内でカレーの専門店を出店などを経て
1996年、第41回衆議院議員総選挙に自由民主党公認で沖縄1区から出馬して政界へと進出しました。
IR問題についておさらい
IR問題について騒がれてますが、少しおさらいをします。
IR問題について知ってるよという方は読み飛ばしてくださいね。
そもそもIRとは何のことなのでしょうか。
IRとは統合型リゾートということで「Integrated Resort」の略だそうです。
そして、シンガポールのようなカジノを含んだリゾート地を作って、海外からの観光客を増やしたいという意図があるようです。
シンガポールにはマリーナベイサンズなどの大規模なIR施設があり海外から多くの観光客を集めることに成功しています。
日本にもそのような観光客を集めてお金を落としてもらおうというのが趣旨としてあるようですね。
実現させるには大規模な投資が必要になりますが、ギャンブルは大きな儲けになるので、議員に現金を渡してでも利権を手にしたいというのが、中国企業500ドットコムの意図だとされています。
下地幹郎議員はIR問題の他に過去にスキャンダル
下地幹郎議員は今回のIR問題だけでなく、これまでにスキャンダルがあったかどうかについても調査しました。
調べたところ、朝日新聞からですが、2000年6月の衆院選の際に、公共事業を受託している企業から1180万円の「特定寄付」の受け取りが疑われたことがありました。
この時も下地議員以外にも何名もの議員が不正な金銭を受給している疑いがありました。
「火のない所に煙は立たぬ」と言いますが、下地議員は20年ほど前からこういった現金授受のスキャンダルがあった方だったようですね。
下地幹郎議員の安室奈美恵炎上問題について
「下地幹郎」と検索エンジンでと入力すると、予想キーワードで「安室奈美恵」と出てきます。
なぜ、芸能界を引退された安室奈美恵さんがでてくるか調査したところ、
こちらは、先日火災で焼失した首里城の早期復元のための音楽を安室さんに作ってもらうために、下地議員の働きかけがありました。
この時の下地議員の再建案が炎上してしまいました。
その内容は、「首里城再建のため安室奈美恵さんに一役かってもらうこと」
・県庁内に寄付金のとりまとめや首里城再建に向けたイベントを担う「首里城早期復元課」を設けること
・再建予算確保のための税制措置
・安室奈美恵さんに早期再建を願った音楽を作ってもらい、販売などから予算を確保する
この再建案が炎上したのは、安室奈美恵さんはすでに引退していたことが大きいようです。
昨年9月16日をもって引退した元歌手の安室奈美恵さんに、トンデモない要請をした国会議員が批判を浴びている。
話題の主は日本維新の会所属の下地幹郎衆議院議員。
下地議員は火災で焼失した那覇市の首里城の再建について、自らの思案を提言書として沖縄県の謝花喜一郎副知事に手渡した。
その中身は、県庁内に寄付金の取りまとめや首里城再建に向けたイベントなどを担う「首里城早期復元課」を設けることや、再建予算確保のため民間の寄付を促進する税制措置といった内容。
その中に、安室さんに早期再建を願った音楽を作ってもらい、販売などを通じて予算を確保することが入っていた。
引用:週刊実話
下地幹郎議員の兄を特定!顔画像あり
琉球新報26日配信。写真は維新・下地幹郎候補の兄の米蔵氏:
衆院選で、一般社団法人県建設業協会(下地米蔵会長)の政治団体「沖縄県建設産業政策推進連盟」が会員や関係者に対して、公選法では認められていない公示後の電子メールでの支援、投票依頼をしていたことが、25日までに分かった pic.twitter.com/Y4KqHFLgBL
— 武天老師 (@MutenRooshi) October 26, 2017
下地幹郎議員の兄は下地米蔵さんということが分かりました。
下地米蔵さんは大米建設や南西海運の社長を務めています。
華麗なる一族といった感じですね。
ちなみに大米建設(だいよねけんせつ)は沖縄県那覇市にある建設会社です。
設立は昭和37年5月、資本金1億円です。
首里城火災の義援金には1千万円寄付しています。
最後に
下地幹郎衆院議員についてまとめました。
今回下地議員が、中国企業500ドットコムから100万円の現金を受け取ったことを認めましたが、
あとでバレるよりかは「傷」は浅くて済むといった考えなども指摘されています。
この問題は今後どこまで発展していくのでしょうか。
また、情報が入り次第更新していきます。
最後までご覧いただきありがとうございました。