吉本興業は9月18日、所属芸人EXIT兼近大樹についての「週刊文春」報道に対して、日本弁護士連合会に人権救済申し立てを行ったことを発表しました。
週刊文春の報道については、賛否両論分かれていました。
もちろん、EXIT兼近大樹さんがやったことは擁護できることではありません。
今回は吉本興業が週刊文春に対して、人権救済申立てしたことについてネットの反応含めてまとめました。
目次
吉本興業が行った人権救済申立てとは?
日弁連は、弁護士法第1条(「弁護士は、基本的人権を擁護し、社会正義を実現することを使命とする。」)に基づき、さまざまな人権問題についての調査・研究活動を行っています。
その中でも、人権擁護委員会では、人権侵害の被害者や関係者の方々からの人権救済申立てを受け付け、申立事実および侵害事実を調査し、人権侵害又はそのおそれがあると認めるときは、人権侵害の除去、改善を目指し、人権侵犯者又はその監督機関等に対して、以下のような措置等を行っています。
また、えん罪事件については再審請求の支援を行うことがあります。
〔主な措置等〕
警告(意見を通告し、適切な対応を強く求める)
勧告(意見を伝え、適切な対応を求める)
要望(意見を伝え、適切な対応を要望する)
意見の表明
助言・協力
再審請求支援
引用:JFBA 日本弁護士連合会
人権救済申立ては、上記の主な措置等を見るからに、法的措置というよりは警告レベルといった感じのようですね。
吉本興業の人権救済申立て声明文
この度、株式会社文藝春秋が発行する雑誌「週刊文春」において弊社所属タレントの前科・前歴が報道された件に関し、日本弁護士連合会に対して、弊社及び当該タレントを申立人として人権救済申立てを行いました。
ある者の前科・前歴に係る事実を実名で報道することは、プライバシー権・名誉権を著しく侵害する行為です。
また、未成年の時点で犯した罪について実名で報道する行為は、少年法61条にも反するものと考えられます。
取引先各位におかれましては、前科・前歴に係る不当な報道が、現在新たな環境で更生して、一所懸命に努力している弊社所属タレントの基本的人権の重大な侵害にあたることをご理解いただいた上、その芸能活動に支障が出ることの無いよう、改めてお願い申し上げます。
引用:スポーツ報知
吉本興業は今回のEXIT兼近大樹さんの件を通じて、週刊文春だけでなく、あらゆるマスコミに対しての警告をしているようにもとれます。
そして週刊文春に対しては、あくまで警告レベルで現時点ではそこまで強くでないような印象を受けますね。
EXIT兼近大樹さんが、訴えたいなどそういった気持ちが無いと思われますので、会社としては言うべきことは言わなくてはといったスタンスなのかもしれません。
吉本興業の人権救済申立てについてネットの反応は?
事実でも名誉毀損が成立するので難しいところだけど、被害者からしたら加害者が守られて輝いてるのはいやだろうなあ
兼近は文春に直撃された際、「いつか絶対ばれること。文春に知ってもらえてうれしい。吉本からは絶対に言うなと言われていた」と語っていたが。
兼近と吉本の間に方針の違いがあるのでは。どうせばれるなら兼近自身が先に明かしていれば、少しは展開が違ったと思うが。
前科とはそういうものであるべき。一生背負っていかなければならない。そうでなければ意味がない
会社としての行動は間違ってないのかもしれないが、前科は消えない。前科のある人が更生することは素晴らしいことだが、過去は消えない。それを背負っていくという意味で人権どうこうではなく、今の彼を見せたらいいと思う。
逮捕された時は成人だったけどなー。それに有名人稼業の芸人・芸能人は前歴が問題視されるのも無理もないと思うが
社会的制裁を受けた後とはいえ内容が内容で、致命傷だったよなあ。この件で見る目が悪い方向に変わった視聴者は多いだろう。いかんせん「チャラいけれど根はまじめな良い人」という方向性で売られてきたんだから
過去を消し去る事は出来ないし。人の口に戸を立てることも出来ない。あとは、本人が口ではなく行動を持って。
更正を示すしかない。人権侵害と騒ぎたてるのは、逆効果だと思うけどね、吉本は。
本人が「やっと文春さんが来てくれた」と言ったのだから、過去の過ちを隠しておくことが苦しかったのだろう。それを潔く話して、これから前を向いて生きていくのならそれでいいのでは?吉本がどうこう言ってくるのは会社のイメージダウンを恐れた保身にしか見えない。
吉本側の行動は真っ当なのだけど、未成年時の事件とは言え、聞いてしまえば見方は変わってしまう。報道したもん勝ちだよね。文春も報道倫理を描いても、一定の世論は見方につく計算での確信犯だと思う。彼も文春もクソだと思う。
難しい問題だとは思うけど、加害者側がメディアに出れば嫌でも被害者は目にする事になる。罪を犯したという事実は一生背負わなければならない。
結果として不起訴処分になっても、したことについては言われるし、常に問題視される。それを超えるほどの魅力や芸人力があるか。実刑でも、芸能界で活躍している人はいる。したことのツケは払わなくては。
法律上は正しいかもしれないけど、善悪のジャッジができる年齢で女性の性を売ろうとした事実は変わらない
この件がどちらに転んでも、兼近は良い相方に恵まれたというのが大きい。りんたろー。は芸人が続けられなくなったとしても相方を見捨てることはしないだろうし、誰より厳しい目でエールを送れる人だと思う。
タレントという職業の特殊性を考えれば公開されてしかるべき情報だと思う。世の中には犯罪歴や国籍などによって制限される職業もあり、それに含まれると思う。
最後に
今回は吉本興業が週刊文春に対して、人権救済申立てしたことについてネットの反応含めてまとめました。
やはり、ネット上の反応としては賛否両論あります。
吉本興業がこのタイミングで人権救済申立てしたのはどうしてでしょうか。
改めてニュースに取り上げられてしまいますし、もっと早くこのような対応を取っても良かったのではと思います。
この問題に関しては、誰もが納得するようなことは、今後どれだけ時間がかかったとしても難しいと思いますが、この逆境の中EXITの二人はどのような活動をしていくのか今後も注目したいと思います。
最後までご覧いただきありがとうございました。