2019年8月31日にフィギュアスケートのジュニアグランプリシリーズ第2戦・米国大会女子フリーが行われました。
ショートプログラムで1位の14歳アリサ・リウ選手(アメリカ)が138.80点、合計208.10点で国際大会デビュー戦で初優勝をしました。
この試合でアリサ・リウ選手は、一つのプログラムで4回転ジャンプと3回転アクセルを同時に成功させました。
これは、女子史上初の快挙ということで話題になっています。
まだ14歳のアリサ・リウ選手が大人も含め史上初の快挙を達成したというのはとても素晴らしいですね。
今回はアリサ・リウ選手の快挙について記事にしました。
目次
アリサ・リウが3回転アクセルに続き4回転ルッツ成功動画
Alysa Liu @alysaxliu – 1st woman to land a quad and a 3A in one program in competition, 1st US woman to land a quad of any kind in competition, 1st US woman to land a 4Lz in competition pic.twitter.com/E3do3LphA6
— Jackie Wong (@rockerskating) August 31, 2019
ロシア勢が20連勝していたこともあり、海外メディアは「ロシアの支配を終わらせた」と絶賛しています。
アリサ・リウの史上初の快挙について
米国の14歳がフィギュア界に衝撃を走らせた。リウは冒頭で3回転アクセル―2回転トウループの連続ジャンプを着氷させると、次に跳んだのは4回転ルッツだ。驚異の高さを記録したジャンプを完璧に成功。会場をどよめかせたが、これが女子フィギュア史上初の快挙の瞬間だった。
米国の名物記者ジャッキー・ウォン氏は「アリサ・リウ、公式試合で史上初となる一つのプログラムでの4回転とトリプルアクセルの同時成功」とツイッターでレポートした。合わせて米国の女子が種類を問わず4回転ジャンプを決めたのは初、また4回転ルッツを試合で成功させた米国女子初の選手となったことも紹介し、実際のジャンプも動画付きで公開している。
その後の単発の3回転アクセルこそ転倒したが、ステップ、スピンも質の高い演技を披露し、合計208.10点とシニア顔負けの得点で圧勝。ジュニアのGPシリーズは16年第4戦以降、ロシア勢が20連勝を飾っていた。衝撃的な演技で演じた優勝に対して、米放送局「NBCスポーツ」公式ツイッターは「アリサ・リウがロシアの支配を終わらせた」と絶賛した。
引用:[THE ANSWER] スポーツ文化・育成&総合ニュースサイト
このようにアメリカで報道されています。
アリサ・リウの史上初の快挙についてネットの反応は?
・圧倒的な演技でしたね。オーラさえ感じました。以前、リウの4Lzを見たときは完全に回転不足に見えたけど、今回は完ぺきに決めました。3Aも一つは失敗したけど、完全に自分のものにしている感じ。ジャンプに入るときのスピードはあまりないけど、高さがあって、バネがあるんでしょうね。
唯一心配なのは、多くの人が言っているようにジャンプ前の減速。体が大きくなったときに跳べなくなる可能性もあります。いずれにせよ、素晴らしい選手が出てきました。
・凄い子が出てきましたね!3Aとクワドの両方を試合で決められるのは相当な強みですね。女子はショートで3Aを入れられるかどうかで大分違ってきますし。フィギュア大国のアメリカが、女子シングルは3大会連続でメダルなしですからね…期待を一身に集めそう。プレッシャーと成長期をうまく乗り越えてほしいです。
・ロシア含め女子の4回転はかなりのプレロテだと思うんだが、そこはあまり突っ込む人が少ない。着氷さえ出来れば天才扱いだな
・凄いのは凄い、と思うがコレが一年二年経ったら果たしてどうか。まして、上のカテゴリーで時間が伸びてスタミナが持つのかってのもね。今の所、上位争いは出来ると思うけど。
・女子で4回転を跳べるのは確かに凄いと思いつつ、でもそれをあまりに持て囃すと逆に競技の人気衰退に拍車が掛かるのでは?と、このままいけば選手も20才前に選手生活終える事にもなりそうだし
・これは体が小さくて軽いからできるんだろう。浅田真央だって、ジャンプが得意でミスがなかったのは、17歳くらいまでだったと思う。技術的な要素と芸術的な要素をどう、評価していくのか、フィギュアは難しい時期にきていると思う。
・フィギュアは成長と共に技の習得を維持する事が難しいので、彼女には今後の成長と上手く付き合ってシニアでも活躍してほしい。
・凄い演技でした。まだ14歳ということが…まだノビシロがあると見るか、女性特有の事情で伸び悩むか微妙ですけど、逸材なのは間違いありません。
・いつまでスケート王国といって、日本も安閑とはしていられませんね。リウ選手もいろいろ課題はあるでしょうが、ジャンプの高さは絶対的な武器です。日本選手も負けずにハイレベルのプログラム構成でアピールすることを期待します。
最後に
今回はアリサ・リウ選手の快挙についてまとめました。
ネット上では賞賛の声とともに、女性特有の体の変化で、今は体が軽いから飛べるけど、成長したときにどうなるかという心配の声が多く見られます。
今後の成長には注目ですね。
日本もフィギュアは強いですが、今後強敵ロシアだけでなく、アメリカからもこのような選手が続々と登場してくればますますフィギュアが楽しくなりますね。
最後までご覧いただきありがとうございました。