政府が、マインバー(個人番号)のカードを使って新しくポイント還元事業の全容を固めたという発表がありました。
申請できるのは2020年9月~21年3月までの7カ月間ということ。
その間にキャッシュレス決済の利用や入金をした場合にポイントが付与されるようです。
ポイントが付与されると聞くとお得なのかな?と思ってしまいますが本当にお得なのでしょうか。
この辺り、まとめていきたいと思います。
目次
そもそもマイナンバーとは?
マイナンバーが付与されたのが2015年になりますので、マイナンバーについて忘れている方もいるかもしれません。
簡単に説明すると住民票を有する国民一人一人が持つ12桁の番号のことをいいます。
メリットとしては行政の効率化や生活していくうえでの利便性の向上、不正受給や税負担を不当にまぬがれるなどの不正行為を防ぐためとされています。
このようにあまり国民としてはメリットを感じないことからあまり復旧はしていないのではないでしょうか。
また、デメリットもあります。
マイナンバーで個人の情報を一括でまとめてしまうことで、万が一個人情報の漏洩してしまった場合、全てが丸わかりになってしまいますよね。
そのことからセキュリティの問題なども気になると思います。
マイナンバーは拒否できる?
ちなみにマイナンバーは拒否できるものなのでしょうか。私の印象では持っている人のほうが少ないような印象です。
受け取りの拒否
特に受け取りの拒否をしても問題はないようです。と、いっても付与された時期に通知がきましたが現在ではこないのですよね。
ただ、ちょっとした用事で役所などに行った場合、窓口でマイナンバーのことを聞かれるかもしれませんが、その場合も普通に断って問題ありません。
会社にマイナンバーの提出を拒否
従業員は会社にマイナンバーを提出する義務があるとされていますが、強制ではないようです。
ですので、個人情報の提出が嫌だと感じるのであればハッキリと断って問題ありません。
マイナンバー持ってる人の割合は?
マイナンバーが付与されたのが2015年で現在は2019年と4年間経っていますが、マイナンバーを持っている人の割合はどのくらいなのでしょうか。
なんとマイナンバーカードの普及率は12.8%と非常に低い割合でした。
理由としては、個人情報の漏えいが心配という声や、現時点で必要がないことが多い理由のようです。
確かに今のままでも問題ないわけですし何のために?と思ってしまう方も多いのでしょう。
キャッシュレス決済で25%還元はお得なのか
そして今回、ポイント還元事業の発表がありましたがその内容として、2020年9月~21年3月までの7カ月間の間にキャッシュレス決済の利用や入金をした場合にポイントが付与されるとのこと。
そのポイント還元率はなんと25%
結構なポイント還元率だと思いますが、最大2万円までとのことですので、最大でも5000円分のポイントまでということですね。
これはお得といえるのでしょうか。
番号カードで25%還元について世間の声は?
上記のことからあまりお得感は感じられませんが、今回の発表により世間の声はどうなのでしょうか。
青色申告の控除が10万も減ってしまうのは、さすがにキツい・・・
麻生さんが言っているように、今の所マイナンバーカードなんてなくても全然平気だが、無理やり必要性を付加されて、なんか納得いかない。
いつも思うが、国のやり方って頭悪いよなぁ。#マイナンバーカード— 牛若 実 (@ucworker) November 20, 2019
5000円払うからマイナンバーやめさせてほしい。
— Imazu Takeshi (@take_imazu) November 20, 2019
マイナンバーとか国レベルでスベってるのにポイント還元で釣ろうってわけか。マイナンバーカードって絶対漏洩しちゃいけない個人情報の塊のはずなのに危ないんじゃないの?まぁとっくに流出してるから今更だけど…。
— プーさん (@pooh_honey_hunt) November 20, 2019
予算かけて導入したマイナンバーが全く役にたっていないのを始めとして、アホな施策どんどん打ち出しやがって。国民がそれに付き合って動いたら思うツボ、調子のってこんなのを続けるだけだろうと言う気持ちになってきていて困ったねえ…もうウンザリしていて、付き合いたくない。
— wata (@wata_cat) November 20, 2019
マイナンバー使ってポイント還元ってなんで最初から消費税増税と同時にやらなかったのかな?なんだかお得感匂わせて個人情報収集管理してやろって風に思うのは気のせいか?最近情報は石油だと聞いたばかりなんでどうにも疑ってしまう。ポイント還元できる金あるなら増税しなきゃ良いのにと思うのだが。
— no (@norirari) November 20, 2019
日本はマイナンバーを何か勘違いしている、もしくはやっぱり必要性が無いからこんな訳分からん事をするんやなって
— 柳(りゅう) (@Ryuk1tgw) November 20, 2019
マイナンバーカード所持者の感想
発行するまで面倒くさい
店舗等で身分証明書の代わりにならない
都心でないとコンビニ等で各種書類の発行はできない
マイナンバーのWEBが糞UI
個人情報の極地なので紛失したら糞ヤバい
カードデザインのセンスがゴミカス
今後ポイントが付く←new‼うーんこの
— 黒パンダP (@Panda_blacksan) November 20, 2019
マイナンバーでポイント還元とか言ってる矢先に、茨木の教育委員会で写し紛失してて、こんなもん安全に運営できるわけないだろって思うわ
マイナンバーのやつたかが5000円で自分の個人情報渡しちゃダメだよ、政府も下らない事に税金使わずに目の前の大きな大きな問題を対処して欲しい
マイナンバー関連のITBOOKはこれから伸びてくるはず。まぁ政府が頑張るからね。頑張らないと叩かれるからね。でも個人的にマイナンバーカードは使うか分からないけど(笑)
Nスタのアナウンサー、マイナンバー還元についてはもう決まったことですから知っておきましょう!とか言ってて、問題視するより、受け入れる姿勢全開でびっくりした。考えることを放棄するな…問題があるって知ってて見過ごす報道ってなによ…
25%還元と言われると身を乗り出すが、結局のところ上限5千円でしかない。キャッシュレスによる還元も、非常に複雑になっており、各種調査でも利用率を上昇させた効果は限定的となっている。現状でも複雑な還元制度に、マイナンバーを紐づけする手続きを5千円の還元で利用者が増えるのかどうか。また、個人の金の入り(所得)と出(支出)の両方をマイナンバーで把握していきたいというのが、政府の真の狙いだろうが、そう簡単に多くの人が乗るか疑問だ。
結局、政府は
マイナンバーで
何がやりたいのかね?
本来の役割から
どんどん
離れて行ってるよ。。。
ポイントというのは、結局「ハーズバーグの二要因理論」の動機付け要因。満たされたら満足するが、満たされなくても不満ではない要素ですから、なかなか人は動かされない。
ボーナスを上げるから、もっと働けと言ってる社長と同じ発想です。
それよりも、このマイナンバーカードでどんな日本にしていくのか。より良い環境がどのように整備されていくのか。もっと「衛生要因」に目を向けて、地道に訴えかける姿勢が大事です。
企業で言えば、経営活動を通じ、どのように社会に貢献していくかを社長自らが訴えかけていくイメージです。
ポイントで釣るのはやめてほしい。
最後に
今回はマイナンバーのポイント還元についてのニュースをまとめてみました。
世間の声としては、マイナンバーに関しては厳しいものばかりで、逆に支持しているようなコメントの方が少ないのではないでしょうか。
ポイント還元の期間にどのくらい普及するのでしょうか。
今後が気になりますね。